リノベーションと私。Vol.01 物件選び

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リノベーションと私。Vol.01 物件選び

どこに住むか?

つまるところ、これが一番重要だと思う。私は職場が都心近くにあるので通勤の際の利便性は考慮したい。ただ郊外でも電車一本で通勤できる所もあり、いわゆる駅チカであれば何処でもいいんじゃないか?とも思う。見知らぬ郊外で過ごす牧歌的な生活に幻想を抱くこともあった。

1年超の間に都心部から郊外まで20件近くの中古マンションを内覧した。郊外の場合は、その街自体を知る為に商店街や駅周辺などを散策した。もちろん、物件情報サイトの新着情報は毎日チェックする。

常に、物件に対してアンテナをはっていると、これまでは背景でしかなかった四角いコンクリートの箱のような街並みが、違う風景に見えてくる。関心を持てば、世の中の見方が変わってくるのだ。

築年数について

新しいものに興味がなかった。どうも居心地が悪い。

新耐震基準(1981年6月1日以降)か旧耐震基準(1981年5月31日以前)かは気にはなるところではあるが、1日違うだけで大差があるようには思えないし、大切なのは修繕管理の状態だと思う。

で、何が一番大切か?

都心でかつ緑の多いところ。そして、私の中にひとつのキーワードがあった。それは「銭湯」。銭湯のある町。

銭湯にはいつも人がいて、交流があり、日常がある。うまく説明できないれど、私は何でもない日常のある場所に惹かれているのかも知れない。

という訳で

現在住んでいるマンションから、自転車で7、8分の隣町にある築30年超の低層マンションの1階を購入する事にした。駅からは15分程あるが、徒歩圏内に生活インフラが揃っており利便性は高い。もちろん銭湯もある。

そして施工会社が、昨年他界した父が勤めていた大手総合建設会社だという事が決定の後押しになった。

今住む部屋は、川沿いのマンションの7階にあり、廊下から川越しに新居のある隣町が見える。仕事を終え、部屋に入る前に後ろを振り返るとマンション群の灯がキラキラと輝く。まるで彼岸の灯火のように。

私は橋を渡り、彼岸へ向かう事になった。

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