渡英半月程前、Facebook(Queerコミュ)にメッセージが届いた。 ブライトン(英国)でイベントがあるのでQUEERに出演して欲しい旨の内容。海外からその旨のメールが送られてくる事が時々あるが、よく調べてみると、イギリスのバンド「BRITISH SEA POWER」のメンバーが発信主で、彼等が開催しているイベントへの出演依頼であった。「BRITISH SEA POWER」はイギリスの人気バンドであり、2011年のフジロックフェスティバルにも出演している。そしてなにより驚いたのがイベント会場がブライトンであること。ブライトンでロック!QUEEN好きにとってはたまらない。 改めて両方のマネジメントを通して正式に出演が決定した次第だが、なんと素晴らしい展開だろうか。 |
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イギリスへの出発は2月3日の午前中。時差もあり、ロンドンに到着するのは2月3日の午後。一旦ウェンブリーのホテルにチェックインし、準備完了後にブライトンへと向かう。現地の関係者の話しによると、ロンドン・ブライトン間は渋滞が無ければは30~40分程度で着くとの事だったが、車の少ない(本当に少ない)高速道路を凄い勢いで飛ばすこと2時間でブライトンに到着。(まあ適当な見積もりだこと) QUEERの出演は2月3日の深夜(なんと長い2月3日なんでしょう)で、先ずはイベント会場であるThe Hauntの楽屋に案内されると、BRITISH SEA POWERのメンバー&スタッフ、そして関係者か否か不明な酔っ払い連中がいて、とにかく酒臭い。楽屋には沢山のアルコールとエナジードリンクがあり自由に飲んで良いとの事で、とりあえず飲んで彼等と同化を図る。 |
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さてライブ。なんとBRITISH SEA POWERが先に出演するとの事で彼等のライブを観戦。 エネルギッシュなライブで観客の盛り上がりが凄い。そして音圧も凄いので多少の時差ボケもぶっ飛び、ヤル気スイッチが押された。 |
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いよいよ出番。 先にメインのバンドであるBRITISH SEA POWERのライブが終わってしまった深夜に観客は帰ってしまうだろうと思ってステージに登場してみれば1階も2階も沢山の観客で埋まっているまま。 演奏が始まると大合唱大会の始まり。凄い! ステージ脇を見ると、先ほどライブを終えたBRITISH SEA POWERのメンバー&スタッフがビール片手に大合唱! この国のQUEEN人気を改めて知る。 曲はBRIGHTONで演奏する「BRIGHTON ROCK」。さすがにこの曲の盛り上がりは凄く、演奏後にブライアンコールが暫く続いた。 BOHEMIAN RHAPSODYの大合唱にも鳥肌が立った。この旅のタイトルとして「QUEER LIVE KILLERS」と勝手なネーミングを付けたが、まさに「QUEEN LIVE KILLERS」のBOHEMIAN RHAPSODYでの大合唱を描くのに十分な迫力を感じ、演奏しているメンバー一同感動。 最後の曲「Tie Your Mother Down」が終えても拍手と歓声は鳴りやまず、アンコールに「Another One Bites The Dust」を演奏し、終了。 ライブ終了後の楽屋には次々と客が訪れてきて収集がつかない。(一般観客は楽屋に入れないはずなのだが) もう少し余韻に浸りたいところだが、翌日のロンドンでのライブを控え、さらにブライトンからロンドンへの長い道のりもあり、後ろ髪を引かれつつブライトンを後にした。 |
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< SETLIST > SE (Overture) 1. We Will Rock You 2. Birghton Rock 3. I Want To Break Free 4. Bohemian Rhapsody - Killer Queen - March Of The Black Queen - Bohemian Rhapsody (rep.) 5. Under Pressure 6. Keep Yourself Alive 7. Tie Your Mother Down enc. 8. Another One Bites The Dust |